愛に満ちた社会は、一人一人が愛の人になることから始まる。

ガンジーの言葉  

 非暴力の精神が、大多数の人々に浸透しない限り、平和を求める叫びは、荒野の叫びでしかありません。・・・内なる精神が変わらない限り、外界の事象を変えることはできません。事象は内なる精神の表出に過ぎません。・・・愛の法則が私たちを完全に支配するようにしなければなりません。・・・人々の意識が十分に良心的になり、人生のあらゆる場面において愛の法則が疑いの余地なく最高の法則だと実感するようになって初めて、戦争は止まるのです。(The Hindu, 26年11月8日)


制度(システム)ではなく心の問題

国家は国民の意識を反映している。 

  • 北欧が福祉国家であるのは、そのような福祉制度、税金制度などの制度があるからではなく、高い税金を払うことの意味を国民が理解しているから。税金逃れを考えるようになれば、崩壊してしまう。
  • 減税を主張する人が当選すれば、あっという間に制度は変わる。
  • 福祉国家を維持するためには、国民一人一人が、福祉国家にふさわしい愛の人であり続けなければならない。
  • 平和で民主的な国にするには、私たちが平和を愛する民主的な国民にならないといけない。

民主主義とは、民衆教育である


愛(非暴力)とは何か?

愛とは、自分の利益を求めないこと。

 自分さえよければ、今さえよければではなく、

 自分も、他者も共に幸せになれるように、配慮すること。

 未来の子どもたちにも、幸せに生きられる環境を残すこと。

そして、時には勇気も必要。


ガンジーの言葉

 非暴力の信奉者は、報復を求めることなく、敵対者の心を変えてくださるように神に祈り、それがかなわない場合も、敵対者がその人になすどのような行為にも耐える用意があるのです。これは、臆病や無力からではなく、勇気を持って、顔には笑顔を浮かべながら耐えるのです。私は、本物で完全な非暴力は、最も硬い心でも融かすという古い言い伝えを信じています。
処罰は神のなさることです。(Harijan 19-11-1938)


ナチスに対抗したデンマーク人の愛の行動

 デンマークがナチスに占領された時、デンマークの人々は、ユダヤ人をかくまい、スウェーデンに逃がした。この、勇気を伴った愛の行為によって、多くのユダヤ人が救われた。